【第2回コラム】初めてペットをお迎えします!
こんにちは。ソルベッツ獣医師チームです。
SOLVETsでは”A better solution for your pet’s life”をミッションとし、人と動物の生活をより豊かにするために活動しています。
その一環として、VETsコラムではペットとそのご家族の生活がより良くなるような情報をお伝えしていきます。
前回は『はじめてペットを迎えるための準備-事前に準備するもの-』をテーマにお話ししましたが、今回は『はじめてペットを迎えるための準備-かかりつけ動物病院選び-』についてお話していきます。
ペットを飼ったら、まずかかりつけ医を見つけましょう。
なぜ特に病気でもないのに、わざわざ病院を受診してかかりつけ医を見つける必要があるのでしょうか。
もちろん飼い方などは貰い受けたブリーダーさんやペットショップの店員さんに飼い方を聞いたり、ネットで調べたりすることも出来ます。
かかりつけ医を見つけておく一番の大きな理由としては、健康な状態の我が子を診てもらうことで、その子の体格や性格の特徴などの客観的な記録を取っておくことにあります。
例えば、『うちの子がなんだかいつもより体調が悪い…』といった時に、一度かかりつけ医に診てもらっている記録があれば、その時と比べて体重が増えているのか減っているのか、性格に変化はないか(いつもは怒る子が大人しい、人懐っこい子が威嚇してくるなど)など健康な時と比較することが出来、的確な検査をスムーズに行うことができます。
我が子が体調を崩した時のためにも、健康診断や予防の相談などを通じて、あらかじめ信頼出来るかかりつけ医を見つけておくと安心です。
病院選びのポイントとして、
■ 自宅から通える範囲にある
■ 病院の診療日時
■ 納得出来る説明を丁寧にしてくれる
■ 先生と円滑にコミュニケーションが取れる
などを念頭に、探してみると良いでしょう。
また、多くの動物病院は夜間診療を行なっていないため夜間に頼れる病院を見つけておく事も重要です。
動物病院それぞれに特色がありますので、HPで調べたり知り合いに聞いたりして探してみましょう。
病院を選んだら、次は受診です。初めての健康診断をしましょう。
この健康診断では、診察や簡単な検査を行い、現在病気を持っていないかどうかなどの健康状態を調べるとともに、今後の予防接種・避妊去勢手術(希望する場合)などのスケジュールを立てていきます。
初めての受診の時に一般的に行う診察内容は以下になります。
● 体重測定
● 問診
● 視診・聴診・触診による診察
● 検便
● ウイルス検査(保護した猫ちゃんの場合)
この時にフィラリア予防やワクチンなどを行うこともありますので、思った以上にお金がかかることがあります。
手持ちが不安な場合には、あらかじめ予算をお伝えしてその範囲内での検査や処方をお願いするのも1つの方法です。
また必要に応じて、その病院がクレジットカードを使えるのか確認しておくのも良いでしょう。
また病院ではいろんな動物の匂いや人との接触により、ストレスがかかってしまいます。
さらに注射などの嫌な思いをすると1回で病院が嫌いになってしまう子もいます。
その日は病院では緊張した分、お家で目一杯甘やかしてあげてくださいね。
もちろん、ワクチンを打った日は安静にお願いします。
以上、いかがでしたでしょうか?
今後も、VETsコラムではこういった形で獣医師視点の情報を発信していきます。
さて、病院選びが済んだところで、次回は予防について、お伝えしていきたいと思います。