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VETsコラム/News

【第1回コラム】はじめてペットを迎えるための準備 
-事前に準備するもの-

はじめまして。ソルベッツ獣医師チームです。
SOLVETsでは”A better solution for your pet’s life”をミッションとし、人と動物の生活をより豊かにするために活動しています。その一環として、VETsコラムではペットとそのご家族の生活がより良くなるような情報をお伝えしていきます。

今回は第1回コラムとして、
はじめてペットを迎えるための準備-事前に準備するもの-
を題材に、獣医師の視点からお話ししていこうと思います。

それではさっそくペットを迎えるにあたって、必要なものを確認していきましょう!
まず初めに、ペットを迎えるための心の準備はできていますか?
ペットとの生活はとても豊かで素晴らしいものです。きっとその生活を想像し胸を躍らせていることと思います。しかし、ペットを飼うということはすなわち命に責任を持つということでもあります。2021年における犬猫の平均寿命は犬で14.65歳、猫で15.66歳(ペットフード協会)と以前に比べ長生きになってきています。ペットの一生の間にペットオーナーのライフステージも変化していきます。ペットを迎えるということは、共にその変化を過ごしていくこと、そして最後は看取ってあげるということです。生きていく中で人と同様に、病気になり治療が必要になることもあります。ペットを迎えるということは、こうした全てを引き受ける責任があるということをどうか忘れずに、素晴らしいペットとの生活を始めていきましょう。

相手は言葉を喋らない動物であるため、飼い主である私たちがしっかりとお世話できる環境を整えていきましょう。

以下では、最低限必要なもの、あれば便利なもの、生活をより豊かにするもの、の3つのリストにまとめました。
  • “ペットを飼うために最低限必要なもの”
    ・ペットフード(ドライ、ウェット)
    ・食器
    ・トイレ(ペットシーツ、トイレ、猫砂)
    ・キャリーケース
    ・首輪・リード(特に犬)
    ・爪切り(ペット専用のもの)
    ・爪研ぎ(猫)
    ・コーム、スリッカー(=ペット用ブラシ:被毛の管理に使用)

    ごはん、排泄のお世話はもちろんですが、緊急時に病院に連れて行く際に必要なのがキャリーケースや首輪・リード。緊急時でなくともお散歩などの外出時に必要になりますので必ず用意しましょう。また、爪切りやコームなどは身体のケアに必要です。特に毛玉が出来ると皮膚病になったり、爪が伸びすぎるとケガの原因にもなりますので、日頃からケアを行いましょう。お家でケアが難しい場合には、トリミングサロンや動物病院にお願いすることも可能です。
  • “あれば便利なもの”
    ・自動給餌器・給水器
    ・ゲージ

    自動給餌器は家族が外出している際にも時間通りにご飯をあげられます。自動給水器は流れている水を好む傾向がある猫にとっては飲水を促すことにより、膀胱炎の予防にもなりますのでオススメです。稀に自動給水器の作動音を嫌がる繊細な子もいますので、その場合には通常の器を使用し、水を与えてください。 ゲージは、プライベート空間の確保とお留守番の時のイタズラ・事故防止になります。
  • “生活をより豊かにするもの”
    ・おやつ
    ・おもちゃ
    ・キャットタワー(猫)
    ・サプリメント

    おやつ・おもちゃは言わずもがなですね。ペットたちのキラキラした顔が見られます。そしてペットとの大切なコミュニケーションツールの側面もあります。また、おもちゃは留守中などの寂しさを紛らわすのにも効果的ですので、目的に応じたものを選んであげてください。留守中に与えるおもちゃに関しては、壊れないもの、飲み込めないものという点に注意し、留守中の誤飲・誤嚥を予防してください。飲め込める様な小さなおもちゃや容易に壊れるものはNGです× キャットタワーは猫ちゃんの運動に一役買ってくれます。 またサプリメントは健康維持に有効で、年齢、体質、目的に合ったものを選びましょう。
以上、いかがでしたでしょうか?
はじめてペットを飼う方に向け、普段の診療でもよく聞かれる内容を折り込んでみました。
今後も、VETsコラムではこういった形で獣医師視点の情報を発信していきます。
さて、ペットを家族に迎えるためのものは揃ったところで、次回は病院選びについてお伝えしていきたいと思います。

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